【木庭作とは】
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木庭作は、対馬に伝わる伝統的な焼き畑農法の一つで、山野に火を入れ、燃えた草木を肥料に斜面でソバやヒエなどを育ててきました。
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対馬の各地で行われていましたが、約40年前に行われたのを最後に長らく途絶えていました。2011年度より復活に向けた取り組みが行われています。
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弊会ではこの復活の取り組みを行うツシマヤマネコ木庭作利用実行委員会を支援しています。
【新しい木庭作の目的】
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木庭作づくりによって生まれるソバの実は、ネズミや鳥など小動物が好む環境です。ツシマヤマネコもこの小動物を狙いにやってくるため、昔から木庭作地周辺では頻繁にヤマネコがみられてきました。
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また、木庭作は耕作放棄地問題や管理されなくなった山際を有効活用し、野生動物の生息環境の保全や近年増えているシカ・イノシシの食害等を抑制する効果が期待されています。
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ツシマヤマネコ木庭作利用実行委員会を2018年度より新たに立ち上げ、さらなる活動を進めています。本会では、この実行委員会と綿密に連携をとり木庭作復活を支援しています。